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電磁超音波によるスケール上からの肉厚測定技術(EMAT)

1.概要

従来の肉厚測定では、測定点をブラスト施行やグラインダー処理による前処理が必要でした。本手法ではスケール上から電磁超音波を用いることにより、前処理や接触媒質を必要とせず非接触で肉厚測定が可能です。

2.特長

  1. 大がかりなブラスト施行が不要となるので、大幅な工程短縮が可能です。
  2. ブラスト処理が必要ないので、産業廃棄物が出ません。
  3. ブラスト処理にかかっていた費用が不要となります。
  4. 従来の肉厚測定では必要な接触媒質を使用しません。

3.原理

本手法で用いている電磁超音波とは、永久磁石による静磁場(直流磁場)とコイルによる交流磁場(渦電流)を組み合わせることにより、各種超音波を発生させる方法です。

磁場の作り方によって縦波及び横波を発生させることが可能です。

4.適用範囲

管径:φ20~60mm実績あり(~10mm程度)
スケール厚さ:~3mm実績あり(スケール材質の影響を受けます)
精度:±0.2mm【従来法:±0.1mm】
※検証中につき変更となる場合があります。

5.実機適用例

現場適用例1:ボイラ炉壁管肉厚測定
現場適用例1:ボイラ炉壁管肉厚測定
現場適用例2:ボイラ炉壁GRF吹込口肉厚測定
現場適用例2:ボイラ炉壁GRF吹込口肉厚測定
現場適用例3:ボイラ一次再熱器管肉厚測定
現場適用例3:ボイラ一次再熱器管肉厚測定

硬質スケールに対する前処理を必要とせず、スケール上から測定可能です。

適応対象物及び適応目的

対象物
  • 石油・石油化学
目的
  • 厚さ測定
方法
  • 超音波探傷試験

お問い合わせ

本社
〒550-0014大阪市西区北堀江1-18-14
TEL.06-6539-5821(代表)
FAX.06-6539-5820

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