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放射線透過試験

原理

試験体に放射線を照射すると、放射線は透過しながら物体との相互作用により次第に弱くなる。溶接部の場合、ブロ一ホールなどの欠陥は健全部に比べ放射線がよく透過する。その結果、欠陥はフィルム上に黒い像として検出される。

特徴

  • 金属材料(溶接部、鋳鋼品)、非金属材料に適用できる。
  • 放射線の進行方向に奥行きのある内部欠陥を検出しやすい。
  • IP(記憶蛍光体)を使用すれば画像処理により画質の向上が図れる。
  • 微小焦点のX線管を使用すれば拡大撮影が可能。
  • 放射線に対する安全管理が必要。
欠陥の事例

欠陥名

断面形状

X線透過写真

ブローホール

融合不良

溶込み不良

適応対象物及び適応目的

対象物
  • 発電設備
  • 石油・石油化学
  • ガス
  • 土木・建築
  • その他
目的
  • 表面欠陥検出
  • 内部欠陥検出
  • 厚さ測定
  • コンクリート構造物調査
  • その他
方法
  • 放射線透過試験

お問い合わせ

本社
〒550-0014大阪市西区北堀江1-18-14
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